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2008年12月4日木曜日

パーラメントのCMとBobby Caldwell(AOR)

 案外ぼけぼけだが、タバコのCMがテレビでは見られなくなったことに、今日気がついた。
そういえば、昔は深夜になると「大人な感じ」のCMが始まって、子供心に大人の世界を垣間見たようで、ややドキドキとしたものだな。と、そこで思い出したのがパーラメントというフィリップモリスのタバコのCM。

80年~90年と放映されていたこのCMの特徴は、
・ニューヨークの夜景シーン
・お洒落なAORのBGM
だった。

久しぶりにyoutubeなどのアーカイブでCMを見てみると、どうやら音楽はBobby Caldwellが多かったのか。
なんとなく上質な質感を感じるのは、Caldwellの音楽のせいか、夜景の美しさのせいか、渋いナレーションのせいか。
どうも「これが上質さを演出している」と、簡単には割り出せない魅力が懐かしい。

ふと調べて意外だったのは、あのナレーションは俳優の長塚京三さんだったのか。道理で知的で渋い印象のはずだ。ソルボンヌ大卒の珍しい経歴の俳優さんである。
例のドタバタ看護婦ドラマの医者役とは印象はエライ違いだ。

仏の大学出身者というのは、辻邦生なり、長塚京三なり。どことなく、落ち着いた洒落た魅力のある方が多いのだろうかな。

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